2006年1月の劇場鑑賞
2006年01月19日
歓びを歌にのせて
鑑賞した劇場 : 伏見ミリオン座(20:30〜)
久々に1日4本の鑑賞です。しかしこれは楽しみにしていた作品だけにどうしても今日観たかった。だから迷わず伏見ミリオン座へと。レイトショーだから?お客は僕を含めて4人だけでした。何とも悲しい。さてさて、感想なのですが、う〜ん…今日観た3作が素晴らしかったからか、これは期待外れでした。全体的にみると素晴らしいと思うし、良い映画には変わりないのですが、強く感じるものはなかったです。音楽は文句なしに良いです。歌声は美しく胸に響きます。ラストは映画の歴史に残るといってもおかしくありません。しかしストーリーには不満が多い。「なぜこのような方向にもっていくの?」、「なんでこうなるの?」という疑問が多々ありまして。
この聖歌隊はそれぞれが問題を抱えて抱えており様々なドラマが繰り広げられます。これらそれぞれのストーリーを詰め込みすぎか、僕には全てが雑に思えてしまいました。全体的にそれぞれのストーリーをもう少し丁寧に描いてほしかったです。かといって上映時間をこれ以上延ばすのはどうかと思いますが。とにかく全てが中途半端に思えました。それぞれあと一歩の何かがほしかったです。一番残念な点は聖歌隊を指導したダニエルとそのメンバーのレナが恋に落ちるところ。これはよく分からない。惹かれあう部分をもう少し丁寧に描いてほしかったし、レナという女性がどういう人なのかがよく分からなかった。暴力を奮う夫のドラマはあそこまで描く必要があったのか?今思うとラストシーンは素晴らしいのですが、なぜダニエルだけあんな場にいたの?という疑問も。これらは全て個人的に感じたことかもしれませんが、そのせいで強く伝わるはずのものが伝わってこなかったですね。
しかし皆さんの評価は凄く高い映画です。僕が観た回は4人しかいませんでしたが(笑)。よければ一度ご覧になってください。音楽と歌声は本当に美しく感動します。中でもガブリエラという女性の歌声には圧倒されると思います。彼女のソロに注目してください。
2006年01月16日
アメノナカノ青空
期待通りの良い映画でした。全体的に眺めると物足りなさを感じたけど、これは素直に感動できる映画です。韓国映画でこのタイプの作品だから、きっと満員なんだろうな〜と思ったのですが驚くほどガラガラでした。前の回は結構いたようなのでこの回だけ少なかったのかな?おかげで静かに観ることができましたけど。この映画は誰が観ても心に響くものがあると思います。僕はミナを演じたイム・スジョンと ヨンジェを演じたキム・レウォンの関係よりも、ミナと母親であるミスクを演じたイ・ミスク(名前、そのままなんだ)の親子というより友情といえるその関係に胸を打たれました。しかし、ミナとヨンジュの心を通わせていく過程も良いです。とてもよく描かれていていたと思います。ヨンジュはカメラマンということで、この映画では数多くの写真が多く出てくるのですが、部屋に飾られたミナの写真がどれも素敵なんですよね。僕は初めてヨンジュがミナに送った窓から外を眺める写真が一番印象に残っています。このポスターも凄く素敵。これは映画を観た後は誰もがそう思うはずです。優しさがたっぷり込められた心温まる映画でした。
上映後まで知りませんでしたが、キム・レウォンよりもイム・スジョンの方が実際は生まれが早いんですね。これにはかなり驚きました。しかし映画の中ではお互いの位置関係はピッタリでした。
プライドと偏見
鑑賞した劇場 : 109シネマズ名古屋(13:15〜)
難しいなこれは。どう評価すればいいのか…満点の出来に思えたり、70点ほどの映画に思えたりと(それ以下ではありません)。なぜか考えるたびに評価が変わってしまう。しかし良い映画なのは確かです。まずはこれでしょう。KOされちゃいましたよ。キーラ・ナイトレイに。すっげー!!!メチャメチャハマってた。これはもう驚愕しました。本当に凄い。思わず鳥肌が立ちました。演技の全て、表情、仕草、台詞、存在の全てが美しい。それはあの「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーンを思わせるほど。「スタンドアップ」のシャーリーズ・セロンに続きこれほどまでに見事な演技を魅せてくれるとは。これは文句なしに彼女にとっての最高傑作となる作品でしょう。彼女を観るだけでも1800円を払う価値は十分にあります。これはアカデミー主演女優賞に選ばれてもおかしくありません(ノミネートは間違いなくされるでしょう)。このポスターも良いですね〜、もう素敵。彼女のファンは絶対に観るべきです。後悔するようなことはありません。保証できます。
この映画女性向きと言われるのは観て理解できました。ストーリーはですね、正直言うと何度か眠たくなってしまいました。悪くはありません。ただ中盤辺りの展開では睡魔に負けそうに…でも粘って勝利しましたが。しかししかし!ラストのラスト。このシーンは見事です!エリザベスを演じるキーラ・ナイトレイと父親のあの対話シーンです。父よ、あなたはズルい(笑)。最後の最後に全部もっていってしまうのだから。やられましたよ。最後に涙してしまいました。詳しくは言いませんので映画館で是非。あの最後の台詞が良いですよね〜。エンドロールへの入り方も最高に良かったです。ここは忘れられないシーンとなりました。そのおかげで上映後は凄く心地良かったです。今思うとこの映画ってキスシーンがないんだよなぁ〜。それだけでなく抱擁するような場面も一切なくて。この種の映画では珍しいですよね。もしかすると睡魔と戦ってる時にあったのかもしれませんが。
キーラ・ナイトレイだけでなく、その他の俳優さんも皆良かったと思います。下の妹達はあまり存在感がなかったけど。そしてそして、この映画の凄いところ。思う存分褒めたいところ。それはカメラワークです。このせいで序盤から鳥肌がたち寒気すらしました。ドリンクを買っていなくてよかった。カメラワークは終始素晴らしいです。美しくて綺麗。そしてその魅力を存分に味わえるのが舞踏会。ここでのダンスシーン、会場全体の映し方、参加している一人一人を捉えようとするそのセンス!それぞれのを撮るその技術は圧巻です。この場面だけでなく全体を通しても素晴らしいのですが、このシーンは必見ですよ。
この作品、僕はきっと単なる映画というものではなく、アート、芸術として楽しんでいたのだと思います。魅力溢れる出演者、美しき映像と音楽に素晴らしいカメラワーク。時間があれば何度と観たい…とは思うけど中盤ちょっと辛いから、どうしたものか。DVDでは好きなシーンだけ何度もリピートしてしまいそう。でもこれは映画館で観るべき作品です。この映画人気がないのか?世間に知り渡っていないのか?僕が観た回はガラガラでした。「スタンドアップ」と同じく、この映画も多くの人に観てほしいなぁ〜。女性だけでなく男性の方にも観てほしい。それぞれの感想を聞いてみたいですね。期待していたパンフレットは内容が薄いため購入しませんでした。しかし今は観たくて仕方ない。来週映画館へ行った際は買っておかないと。
2006年01月15日
スタンドアップ
鑑賞した劇場 : ピカデリー名古屋(9:45〜)
原題「North Country」 邦題「スタンドアップ」 この邦題には拍手を送りたい。素晴らしいです。これは原題を上回る邦題でしょう。この邦題は映画の中で強く活きています。これは2006年最初の傑作。しかし冷静に考えるとストーリーには少し不満があります。後半の寝返り方が唐突過ぎるとか…。それよりもこの映画のCMは何とかならないのでしょうか?あれでは軽すぎる気がしますが。しかしそれらを差し引いても素晴らしい映画ということに変わりはありません。
この映画はシャーリーズ・セロン。彼女に尽きます。とにかく素晴らしかった。早くも本年度の俳優(女優)賞は彼女で確定かと思わせるほど凄い衝撃を受けました。昨年観た「モンスター」での迫真の演技にも驚かされましたが、僕は本作の方が印象としては強いものを感じました。恐ろしいほどの存在感です。彼女の演じるジョージーが受ける職場での嫌がらせは本当に悔しかった。もういてもたってもいられない。簡易トイレでの1件は拳を握らずにはいられなかったです。そして立ち上がり一人行動をする姿には胸を何度打たれたことか。これらの力強い演技には誰もが心を奪われるはず。終始彼女の姿に惹きつけられていました。本当に凄い女優。この映画を観て改めて思いました。彼女こそ、誰もが認める正真正銘の性格俳優でしょう。これを気に過去の映画を観てみようと思います。そして彼女が惹かれたというニキ・カーロ監督の「クジラの島の少女」も観ておかないと。そしてジョージーの支えであった旧友グローリーを演じたフランシス・マクドーマンド、その夫カイルを演じたショーン・ビーンもとても良い演技を魅せてくれました。僕が印象に残っているシーンはジョージーの息子サミーが父親の真実を知ったくだり。「あなたのためなら何だってする」ジョージーのこの言葉が強く残っています。
これは必見です。男女ともにお薦めしたいです。是非ご覧になってください。
2006年01月13日
ディック&ジェーン 復讐は最高!
今日は予定があり代休を。しかしその予定が潰れてしまったため急遽映画を観に行くことにしました。しかし現在上映中で観ていない映画となると…イマイチ観たいと思うものがないんだなぁ。明日からはジャンジャン出てきますけど。こんなことなら来週休みたかったな〜。でも1本ありました。この映画「ディック&ジェーン 復讐は最高!」です。
内容は想像通りでした。無難ってところかな。ジム・キャリー主演だから外れることは絶対ないとは思っていましたが。面白いことは面白い。しかしこれといったものがないためコメントに非常に困ります。逆に言うとこれというところがないのでイマイチかな〜って気も。大爆笑ってシーンがないですし。しかし終始クスクスとさせてはくれます。ジム・キャリーのコミカルな演技は健在です。これは何作観ても飽きないですね。それ以上に良かったのはティア・レオーニ!とても素敵でした。ジム・キャリーよりも彼女の印象の方が強く残っています。まあ、本当あれこれコメントのしにくい映画ですが軽い気持ちで楽しめる内容にはなっているので観て後悔するようなことは絶対ないはずです。
2006年01月09日
ビッグ・スウィンドル!
これが2006年1本目の劇場鑑賞作品です。今年の年明けは新作では「輪廻」しか上映作品がないんですよね。これはあまり観る気になれないし。来週以降は多いため悩まされそうですが。しかししかしこの映画がありました。昨年より楽しみにしていた「ビッグ・スウィンドル!」 内容からして楽しめること間違いなし!と思っていました。しかしこれが期待を大きく裏切られる2006年のワースト10にランク確実となる映画であろうとは…。
もう全くダメでした。DVDなら途中で観るの止めています。ストーリーについては特に意見ありません。良く出来ていると思うし、あっと驚くような展開にもこの映画が合うかたは騙されてしまうことでしょう。この映画の最悪なところ。それは登場人物です。僕だけかもしれませんが、出てくる人を誰一人として好きになれない。好きになれないだけならいいのですが、一人一人皆全員嫌いに思えてしまったのです。もう観るのが嫌になるぐらいに。こうなると映画の内容どころではありません。最後まで真面目に観ていましたが気分が悪くなる一方。驚きの展開も「あっ、そう」って感じにしか受け止められず。ここまで皆嫌に思えてしまう映画は始めてかもしれません。いや、きっと始めてです。このポスターの女性はセクシーで魅力的なのですが鼻について仕方ないし。見てて本当に嫌になるほどに。ただね、 パク・シニャン。この人はかなりの演技派ですよね。この映画を観れば巧さが分かります。しかし好きにはなれなかった…。ここまで登場人物に不満がでる映画は珍しいです。でも評価の高い映画ではあるし、ストーリーは面白いと思うので。僕は二度と観ることはないと思いますが、よければご覧ください。
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