2005年8月の劇場鑑賞

2005年09月05日

2005年8月 映画鑑賞の総括

2005年8月に映画館で観た作品です。
大好きと思える作品には★〜★★★でつけています。
★★★は僕にとって宝物のような作品です。
 
素晴らしい脱力系映画。とても楽しかったです。癒されました。
 
静かでじわじわと胸にくる作品でした。
 
恋する神父 
内容も良かったけど、この作品はハ・ジウォンの存在。もう彼女に夢中です。恋をしました(笑)
 
暗く重い作品でした。歴史を知る上でこの作品は観ておかなければならないのかも。
 
愛しいペンギンズの活躍が光る作品。一歩間違うとダメな作品になってたかも。彼らの存在は大きい。
 
運命じゃない人 ★★★
文句なしの傑作。これほどの作品を逃すと絶対に後悔します。是非ご覧になって下さい。
 
村の写真集」 ★★★
出会えたことに心から感謝したい。一人でも多くの人に観てほしい一作です。
 
今年、劇場での100本目となる鑑賞作。それなのに8月最もダメだった作品。残念です。
 
今思うと後半のメイキングは必要なかったかも。もう少しイルカの視点で楽しみたかったですね。
 
これは万人にススメれる作品です。僕は「交渉人 真下正義」よりも好きです。
 
全然楽しめませんでした。「ドーン・オブ・ザ・デッド」のような斬新さがほしかったです。
 
PTU
こういう緊迫感を出す作品は好きなんですよね〜。後半の展開は残念でしたが。
 
 
運命じゃない人」、「村の写真集
この2作は自信をもっておススメします。機会があれば是非ご覧になって下さい。
僕は邦画の歴史に残るほどの傑作だと思っています。
 
9月もたくさんの作品に出会えますように。

2005年08月28日

PTU3

本日3本目は「PTU」です。
 
香港の夜の街が舞台。
警察内の3つの組織がそれぞれに事件を追う姿を描いた作品。
中でもPTU(香港警察特殊機動部隊)の活躍がベースとなっています。
 
なかなか良かったですよ。
中盤までの緊迫した展開はとても気持ちよかったです。
ゲームセンターでのあの空気は瞬きができないほどの緊張感がありました。
最初の食事の場面もそうですね。
雰囲気は最高に良いものを出してました。
 
ただ、中盤以降が残念な展開に…
なんかあっという間に畳み掛けられたようで…
最後の撃ち合いの場面も何かなぁ〜。
なんでそんなところに事件のきっかけを作った品物があるの!?
僕が上手く理解できていない点もありそうですけど。
 
ただ、2回目の方が楽しめそうな気もする。
同じ香港映画の「インファナル・アフェア 無間序曲」、「インファナル・アフェアIII 終極無間」もそうでした。 
まあ、このシリーズは最初の作品が超完璧で面白すぎるっていうのも影響していると思いますが。
この2作については2度目で最高に楽しめました!!
本作にも同じものを感じるんですよね。
こういうストーリーの交錯する作品は大好きですし。
DVDが出たらもう1度チェックしておきたいです。

2005年08月27日

容疑者 室井慎次3

今週からは楽しみにしている作品が目白押しです。
本日1本目は「容疑者 室井慎次」です。
 
踊るからのスピンオフ企画第2弾。僕は「交渉人 真下正義」よりもこちらを楽しみにしていました。
いやぁ〜、このシリーズはホント外さないですね。真下もよかったけど、こちらも結構面白かったです。とは言っても少し期待には及ばなかったのですが。
 
以下、ネタバレ含まれています。
 
室井さんはもちろん、一人一人のキャラがいい味出してました。キャスティングはとても良かったと思います。田中麗奈は決して演技が上手とは思えませんが(すみません)、何かこう響くんですよね〜。この中では最も難しい役だったかもしれないですね。八嶋智人は嫌な役を見事に演じてました。流石です。この人はどんな役を演じても本当に上手いですね。そろそろ主演としての作品も観てみたく思います。この2人の印象が強いせいか、室井さんこと柳葉敏郎の印象は少し弱く思えたかなぁ?静の存在感をもっと出してほしかったです。
 
結末の流れは少し雑というか、弱いというか。田中麗奈と八嶋智人の弁護士としてのやりとりを観たかったです。最後の最後にボロを出してしまうのですが、その後の対応もちょっと残念な気がする。
それよりもあんな女のために室井さん達が振り回されてたなんてマジで超ムカつく!!観ているこちらもメチャメチャ悔しい!ホントムカつく!!あの後、室井さんはどのように思ったのだろう。あの場面、田中麗奈がビシッと一言渇を入れてくれるのかと思いましたが、結局何もなかったですね。ここはかなり残念。あと、あまりに急な展開だったので一瞬ポカーンともなりましたね。そう思うと、少し納得いかないってことになるかも。なんか強引にまとめられたって感じも少しするし。真下は踊るシリーズという感じの作品ですが、本作は別物と考えても良さそうに思えました。テンポかな?雰囲気かな?何かそういう気がして。
 
そろそろ青島が観たいですよね。楽しみにしてますよ〜。お願いします。

2005年08月25日

8月27日(土)公開作品

 観たい作品(観たい順) 
・南極日誌
・容疑者 室井慎次
・奥さまは魔女
・メトロで恋して
 
 興味のある作品(興味のある順) 
・ランド・オブ・ザ・デッド
・メゾン・ド・ヒミコ
 
 
今週からは観たい作品が目白押しです。

2005年08月21日

ドルフィン・グライド2

本日3本目は「ドルフィン・グライド」です。
 
サーファーであり、水中カメラマンでもあるジョージ・グリノーが水中を泳ぎまわるイルカの視点で撮り上げた水中映像です。
 
海を愛する彼の思いが詰まった「メイキング・オブ・ドルフィン・グライド」が本編上映後に同時公開されています。
 
イルカ視点での映像はスピード感を感じるもので凄いと感じました。
しかし、何かこう心に響くものがないんですよね。
メイキングを観ると分かりますが、本作は隅々までかなり苦労して作り上げた作品となっています。
彼の努力というものがよく分かります。
イルカの泳ぎを映像化しようと頑張る姿。
少しでも観る人にこの世界を体験してほしいという思い。
彼の気持ちはよく伝わってきました。
 
それでも申し訳ないのですが、ちょっと期待していたほどは…って感じなんですよね。
本当にすみません。
イルカになった気分で体験でき、映像も良いとは思うのですが。
 
本編は21分という短い時間で、海を泳ぎまわるイルカがひたすら流れています。
僕は水面をジャンプして海中へ潜る場面が好きです。
 
ここでちょっと意見を。
イルカが泳ぎ回るバックに途中からBGMが流れ出すんですよ。
個人的にこれは必要ないと思ったのですが、どうでしょうか?
自分としては自然の音だけで十分だと。
イルカによる海の奏でる音だけを感じて作品を楽しみたかったと思いました。
 
泳ぎ回るイルカは本当に気持ち良さそうでした。
自然に体がゆらゆらとしていたかもしれません。
清涼感がありました。少しは癒されましたね〜。

ライフ・イズ・ミラクル1

本日2本目は「ライフ・イズ・ミラクル」です。
さて、まだ「村の写真集」を観た余韻が残っているわけですが。しかし上映期間が短いし、結構楽しめそうなのでこの作品は観ておきます。
 
この作品が、今年の劇場での100本目の鑑賞作品となりました。自らへおめでとうございます(笑)。こんなにも早く目標としていた100本にたどり着けるとは思いませんでした。この調子だと150本ぐらい楽しませてもらえそうです。
そんなわけで、記念すべき作品はこの「ライフ・イズ・ミラクル」が獲得しました。で、「楽しかった〜♪、100本目に相応しい作品だったなぁ」と言いたいところですが…これがまた全然面白くなかったわけで(笑)。いやいや、笑いごとじゃなくて「何だこれ?」って感じで。前半は睡魔との闘い。眠い!眠い!眠い!別に寝不足ではありません。それなのにとにかく眠い…。それでも何とかストーリーにはついていけました。前半のこの内容、もっと短くできなかったのかなぁ?
 
以下、ネタバレ含まれています。
 
後半の展開。これはどうなのでしょう?サバーハがルカに惹かれた理由が全然分からない&何も伝わってこない。この2人が惹かれ合う場面も何一つ感じるものがないし。この2人に魅力を感じないし、何より好きになれなかったから、もうどうしようもないのかも。
 
何となく雰囲気はいい感じなんですよね。この作品の評価が高いのも分かる気はします。う〜ん、なんだろう。ダメにしたのはルカの存在かなぁ。後半の展開がどうもなぁ〜。息子の存在よりもサバーハを選ぶ。これがどうにもこうにも。息子が軍に招集され、妻は男と駆け落ちしてしまう。そういう時にサバーハという不思議な女性に出会いこういう状況にされたのも少しは分かる気がしますが。息子との再会の場面も何も響くものがなかったです。
 
唯一この作品での救いとなったのは愛らしい動物達。失恋をしたロバをはじめ、犬と猫。その他大勢。彼らには楽しませてもらいました。仕草がとても良かったです。猫がトーストにかぶりつく姿は、思わず笑みがこぼれる場面ですね。涙を流すロバも愛しかった♪彼らの存在がなければ今年のワーストだったかもしれません。
 
僕はこの通りの感想なので、おススメすることができません。でも楽しまれた方が多いようなので。自分には多分合わなかったのでしょうね。

村の写真集5

本日1本目は「村の写真集」です。
 
livedoorブログがリニューアルされ、「気分or評価」という項目が追加されました。
せっかくなので、今回から映画鑑賞に限り、このを使わせてもらおうと思います。
 
先週末、最後に劇場で観た作品は「運命じゃない人僕にとっては5つの素晴らしい作品でした。そして、今週末1本目に観た作品が、この「村の写真集もう言葉がありません。また1つ、邦画の歴史に残るであろう傑作と断言できる作品に出会いました。文句なしの素晴らしい作品でした!!出会えたことに心から感謝をしたいです。唐突ですが、本当にありがとうございます。
 
ダムの底に沈むこととなった村の美しさと、住民たちをおさめた村の写真集を作ることになった写真屋。父と息子、家族、村の住民を通した、人と人との絆を描いた感動の作品です。僕の故郷でもある徳島が舞台。
 
こうしてブログを書くにあたり、この作品のことを思い出すだけでも目が熱くなります。涙なくして観れない一作。この場でこうして語るよりも、映画を愛する人達に…イヤ、全ての人に自らの目で観ていただきたいです。一人でも多くの人がこの作品に出会えることを心から祈りたい。力強く、そして何よりも温かい。写真を撮るために険しい道を、1歩1歩と歩く父と息子。その1歩に秘められている思いとは?この村に対する思い。村の人々に対する思い。そして父と息子としての思い。父と息子をはじめ家族、村の住人。人と人との絆を深く、強く感じます。その描き方が見事としか言いようがない。写真を通じた人と人との交流は全てが感動的で、自然と涙を誘うことでしょう。
 
藤竜也、海東健、宮地真緒を始め全ての役者さん。それぞれ見事な存在感を魅せる演技。素晴らしかったです。エキストラで参加をした住民の方も一人一人の表情がとても素敵でした。
 
美しき風景と人情。こういう作品はハリウッドではまず作ることのできない。そう、日本でしかこのような作品は作れない。僕はそう思います。その美しい風景を見れば、「日本ってこういう素晴らしいところなんだ」と思うはずです。
 
ラストを飾った欠かすことのできない最後の写真。その写真から感じたこと。観た方、皆さんはどのようなことを感じ取ったのか?これは個々が自分の中だけに大切にとっておくのが良いように思います。だから秘密にしておきましょう。
 
これ以上ネタバレになるようなこと、また作品の内容に触れることは言いません。
言いたくないってのも少しあるかなぁ?やっぱり自らの目で観てほしいんですよね。写真を通じたそれぞれの出会いを。
 
最近観た作品だと、DVDで観た「八月のクリスマス」に感想は似てるかな?
1つ1つのシーンが心に染みる。そしてそれら全てのシーンを大切にしたい…きっとそう思います。映画の感想でよく使われる、そして僕も良く言う"心に残る"という言葉。この映画ほど似合う作品はないかもしれません。そして、「ありがとう」という言葉。この作品を通じてその言葉の大切さを改めて感じました。
 
名古屋ではシネマスコーレで9月2日まで上映しています。ご覧になれる方は、この名作を是非ご覧になってください!!

2005年08月18日

8月20日(土)公開作品

 観たい作品(観たい順) 
・ハッカビーズ
 
 興味のある作品(興味のある順) 
・ノロイ
 
 
ノロイはかなり怖そうですね。観るとトラウマになるかも。
ってことで観るのは止めておこうかな(笑)

2005年08月14日

運命じゃない人5

本日3本目は「運命じゃない人」です。
 
きました、きましたよ!期待以上、メチャメチャ面白かった!!もう最高でした。文句なし!これはもう傑作でしょう。練りに練られた見事な脚本には拍手を送りたいです。僕はほとんど予備知識ゼロで観ました。面白いという噂は耳にしていたのですが、それ以上でしたね。感動ですよこれは。ホント、こんな物語観たことがない。
 
5つのエピソードの時間軸をずらして様々な視点から描いているパズルのような作品。時間軸と聞くと、僕の大大大好きな作品の「パルプ・フィクション」を思い出します。それに引けを取らない非常に良くできた作品。っていうか構成はこの作品以上かも。それぞれのエピソードは個々にみると驚くような内容ではありません。しかしそれを視点を変えて描くことにより観る者に感動すら与えます。
 
走るタクシーを無理矢理止めて電話番号を聞くシーンがあるんですね。すっごくイイ場面なんですよ。まさに僕好みの場面(笑)。「もう二度と一生会えなくなるかもしれないから電話番号教えてください」、「さっき会ったばかりだけど、まだあなたのこと何も知らないけど、また会いたいんです」観てて胸がドキドキするようなシーン。しかし、それがあんなことになるなんて…。まあ、しかしここも良く出来てますよ。お見事です。この場面、運転手さんが良い仕事をしてくれました。
 
このように脚本、ストーリーは素晴らしいほか言うことがありません。しかしこの作品それだけではない!出演者の魅力のある演技と台詞回しがとても楽しい♪
皆さん全く違うキャラクターで存在感がありました。それぞれの関係性がこれまた面白いんですね。神田役の山中聡。これから観る方は彼の台詞1つ1つに耳を傾けるようにして下さい。また、カメラワークも良く考えられています。
 
最初からちょっと驚く結末まで。隅から隅まで楽しめます。こんな作品そうそうないと思います。これは自信を持っておススメします。観れるかたは是非ご覧になってください。頭を下げてお願いしたいぐらい。観終わった後まで楽しめるんですよね〜、この作品。「このシーンは、あの出来事が起きた後だから…ってことはあの台詞は???」みたいな感じで。
 
ゴールド劇場では8月26日までの公開です。もう1回観たいけど時間が合いそうにないなぁ。でも2回目の鑑賞では1回目ではなかったことが感じられるはず。

マダガスカル3

本日2本目は「マダガスカル(吹替版)」です。
 
いつもなら字幕版を鑑賞するのですが、今回は吹替えで。
以下の理由からです。
・声優としてのアンタッチャブル、おぎやはぎがみたい!
109シネマズ名古屋だとエグゼクティブシートで鑑賞できる
 
この作品は吹替えで観て大正解。
皆さん、予想以上に上手くてビックリ!
とくに良かったのが玉木宏。
驚きましたね〜。見事といえるほどでした。
アンタッチャブルも最高にハマってた。おぎやはぎも。
柳沢慎吾、 高島礼子、岡田義徳もGOOD。
 
もちろん絵も素晴らしい。
表情から動きから良く作れるよなぁ〜。
この手の作品を観ると毎度思うのですが、本当に感心させられます。
どの作品も細かいところまでキレイに描けてますね。
 
しかし、ストーリーはあまり魅力を感じませんでした。
正直ちょっと弱いですね。
アンタッチャブルの担当したペンギンズがいなければ、僕の中ではダメな作品となってたかもしれません。
ペンギンズは最高でした。僕は彼らが主役のスピンオフ作品を観てみたいです。
動きから台詞回しから楽しませてもらいました(笑)
ハイタッチをする場面なんて愛らしい。
 
今年観たアニメ映画でいうと、
ロボッツと比べると…マダガスカルかなぁ?
シャークテイルと比べると…シャークテイルですね。
あとはベルヴィルランデブーを観たけど、これはちょっと別物なので。
 
やっぱりストーリーが残念だったなー。
今思い返しても心に残る場面がないんですよね。
ペンギンズが登場する場面は全て楽しかったのですが。

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