DVD鑑賞
2005年11月18日
1.0 ワン・ポイント・オー
Story
『サラ、いつわりの祈り』のジェレミー・シスト主演のSFサスペンス。とある古アパートの住人たちに差出人不明の空き箱が届くようになり、時を同じくして奇妙な変死事件が頻発する。青年・サイモンは事件の真相を突き...(詳細こちら)
作品の出す雰囲気は一品です。「何が起きる?」、「どうなるの?」という言葉が常に頭をよぎる謎めいたストーリー。スリリングな展開で緊張感もあり「SAW」、「CUBE」のような作品が好きな人は楽しめる内容になっています。近未来的な映像は良く、登場する人物やアイテムにも魅力を感じ、これは「SAW」に並ぶ傑作ではないか?とまで思いました。しかしそれは大きな勘違いとなることに。
この作品、点数で表すなら序盤が90点、中盤が60点、終盤が10点です。つまり段々面白くなくなる作品なわけで。ストーリーが消化できていない!監督としては消化しきっているのかもしれませんが、これでは雑すぎます。っていうか謎を残したまま終わらせたのか?結末に期待する作品ではないかもしれませんが、このオチは良いと思います。しかしそれを上手く伝えられていない気がしました。描き方に不満があります。終盤では中盤までの良い展開が殺されているように思えました。ジェフ・レンフロー 、マーテン・トーソンという二人が脚本を書き、監督をしています。なんか終盤は「とりあえずこういう終わり方でいいんじゃない?」、「そうだね」的なノリで作ったような感じがしました。でももう1度観ると違う発見がありそうなストーリーではあります。観る価値も十分あると思うし。期間をおいてまたレンタルしてみようかな。続編は"あり"でしょう。
2005年10月19日
Dolls ドールズ
静かに展開するそれぞれの愛の形。深く切ない1つ1つのシーンが哀しくさせます。これは北野監督の秀作でしょう。しかし好き嫌いははっきりしそうな作品です。僕はこの独特の雰囲気を出す哀しきストーリーを忘れることはないと思います。内容を観て、今までの北野作品とは違う異色な作品を想像していました。しかしその独特な描写が生み出す雰囲気。これは紛れもなく北野監督の作品でした。
美しき映像は間違いなく印象に残ります。それぞれの愛の形はどれも想像を超えるほど重く哀しい。生と愛と死。この作品により表現されたそれらのテーマはどれも究極といえるものでした。菅野美穂の演技には驚かされました。彼女の表情一つ一つがこの作品の全てなのかもしれない。
2005年10月17日
ミクロファンタジー
カマキリの生涯を描いた「ミクロウォーリアー」と、ハチの生活を追った「ミクロライダー」の2作品が収録されたドキュメンタリーです。
序盤カマキリの歴史から始まり宗教まで出てきた時はどうなることかと思いましたが、丁寧に作られた作品だと思いました。
交尾の後にメスがオスを食べるのは自然の法則です。カマキリは頭がなくてもしばらく生き続ける生き物ですが、なんと交尾の最中にメスに頭を食べられてしまうシーンまで収録されていました・・・昆虫が苦手な方は観ない方がよいです。このシーンはちょっと驚きました。カマキリが哺乳類まで襲う行動にも驚かされましたけど。
カマキリはニワトリの好物らしいです。初めて知りました。どのニワトリもそうなのかな?っと思ってたらこの世で一番苦手な生き物、ゴキブリが登場。ちょっと気分が悪くなりました(笑)。勉強にはなりますが、やはりこの作品昆虫が苦手な方は観てはダメです。昆虫の生きる世界は凄いと改めて思わされました。
「ミクロライダー」の方も勉強になります。偵察蜂、門番蜂、収穫蜂など個々に役割を持ち働く彼らの姿には心を打たれます。こちらは万人に薦めれますが、新鮮味はあまり感じられないかもしれません。NHK教育とかで特集されたことがあるような内容です。しかし電線に群がる蜂の映像は凄かったです。凄い数の蜂が街を飛ぶ中、普通に見ている人々にもビックリしましたが。みんな危害を加えない生き物は滅多に攻撃してこないことを知っているのでしょうね。
2005年10月16日
カオマ
程好い緊張感は味わえました。特にここが良いってところはないのですが、レンタルで観る分にはOKです。しかしストーリーは正直全然面白くありません(笑)。やはり緊張感ですね。 カリーナ・ラムとアンジェリカ・リー。2人の女優が対話するシーンは胸が高まりました。このようなサスペンススリラーはかなり多いので、この緊張感に慣れて飽き飽きしている方は観ない方が良いです。多分「またか?」と思われるので。パッケージの裏に書かれている内容を鵜呑みにするのは危険です。僕はどの作品を観ても新鮮に感じれる方なので、この緊張感を楽しめました。この2人の女優は共に良かったです。他の出演者がパッとしなかったてのもありますけど。
香港では大ヒットしたようですね。そのため続編の製作が決定したようです。しかしそこまで良い作品には思えなかったけど。
香港国際警察/NEW POLICE STORY
最近DVD鑑賞の感想がサボりがちになっていました(笑)。観たい作品が多いためDVDも毎週のようにレンタルして鑑賞はしております。頑張って投稿していかないと。
この作品、評判が良いし面白そうでしたがイマイチ観る気がおきずに劇場では鑑賞しませんでした。ようやくDVDで観ました。
やっぱりジャッキーは凄かった。この人のアクションはどの作品も手に汗握ります。ビルを下りるシーンは凄すぎでした。バスの暴走シーンも。でも全体的にみると物足りないかな。もう少し犯人を相手にしたアクションが見てみたかったです。
評価がメチャメチャ高いこの作品。しかし僕は好きにはなれません。良いという感想の多いストーリーは、ラストこそ良かったけど個人的にはイマイチでした。そしてジャッキーと婚約者と相棒以外は誰一人好きになれず観るのが少し苦痛にも。この相棒は女性人気が高そうですね。何よりダメだったのが犯人です。もうね、メチャメチャムカつくわけですよ。これほど心の底から嫌いだと思った犯人は初めてかもしれない。それだけ作品に入っていたのしょうが、とにかくこの犯人のおかげでまともに観れませんでした。映像はかなり残酷でしたね。この手の作品ではここまでしなくても…と思いました。
僕が好きなジャッキーの作品は「プロジェクトA」、「酔拳2」、「WHO AM I?」です。久々に観たくなりました。そう言えばジャッキーの作品を観たのは久々だったなぁ。
2005年10月13日
死ぬまでにしたい10のこと
この"したいこと"のせいでかなり残念なマイ評価となってしまいました。これがなければ★4つです。本作は観る人によって様々な感想があるでしょうね。そのため、この"したいこと"については色々意見があると思います。主人公アンの性格、おかれた環境などを考えると…。個人的な意見ですが、この"したいこと"は入れないでほしかった。僕の中では絶対にいらない!他の良いシーンもこれに関わるエピソードのせいで感動が半減してしまいました。
アンの夫は凄く良い人です。アンと子供たちのために頑張る良き夫であり、良き父親。子供達はすっごく可愛い。そして彼女を支える病院の先生、隣のアンらは素晴らしい人達。またこの作品、良いシーンが多いです。カセットテープに夫への思いを入れるシーンでは涙をしそうになりました。「私にできる唯一のプレゼントだから(病気のことを隠してたのは)」この台詞が心に残っています。でもね、このシーンでもどうしても不倫した男とのことが頭に浮かんでしまうわけなのです。この男が関わるシーンになるとすっごい不機嫌になってる自分がいます(笑)。早送りしてやろうかとも。一応ムカっとしながら観続けましたが。ラストもこの男のシーンで終わりとは。あぁ〜、これはかなり残念です。シーン自体は良いんですけどね。この"したいこと"を完全カットした本作が観てみたいものです。
2005年09月27日
ナインスゲート
久々の鑑賞です。
どこのレンタル店にもホラーコーナーにある作品。しかしこれはホラーか?サスペンスコーナーに置いてほしいものです。
やっぱり良いな〜、この作品。この映画出す雰囲気が好きです。
理解するのが難しい後半30分もこの作品であれば"あり"と言えます。
「えっ?」と思う結末は個々の想像におまかせするということでしょうか?いや、これがベストなのかもしれない。あの扉の向こうが描かれていたら、この作品の謎めいたものが台無しになってしまう。この独特な雰囲気を作るジョニー・デップの演技が素晴らしいですね。最近彼の作品をよく観てるなぁ〜。ジョニー・デップの作品はDVDを全て手にしておきたいのですが、まだ2本しかありません。
万人にススメることはできません。このミステリアスな雰囲気、好きな人は好きでしょう。
2005年09月26日
コーヒー&シガレッツ
監督:ジム・ジャームッシュ
Storyこの雰囲気、会話、間。こいつは最高にクールな作品だ!9月24日にシルバー劇場のオールナイトで観れたのですが、時間が合わない&深夜2:10からの回はちょっと辛そうだったのでやめておきました。しかしこれは観るべきでした。劇場でこの雰囲気を味わいたかったです。もちろんコーヒー片手にね。
ジム・ジャームッシュ監督がコーヒーとタバコにまつわる11のエピソードを綴った短編集。コーヒーを飲みタバコを吸いながら、さまざまな登場人物が会話を繰り広げていく。ジャームッシュ作品関連俳優から女優、ミュー...(詳細こちら)
本作はコーヒーとタバコをテーマとした短編集です。タバコは吸わない、コーヒーは苦手な僕でもこれは十分楽しめます。好きな方はさらに楽しめるかも。禁煙中の方は観てはいけません(笑)。いやー、これはマジでシブです。よく分からない会話もあったけどそんなことは全然問題なし。全ての会話が心に染みます。また撮り方が絶妙で作品の良さを高めています。また2人の間の気まずさが最高に気持ちよく思えるんですよ。
僕が好きなストーリーは「ルネ」と「それは命取り」です。「ルネ」は出演している女性が素敵。座ってコーヒー&タバコを手に読書をする姿は絵になっており、それだけも十分楽しめます。このシーンの壁紙がほしい。またミルクと砂糖でコーヒーを自分好みに調整する姿が何とも可愛い。ロベルト・ベニーニの「変な出会い」も楽しかったなぁ。だから"スティーヴン"だって!(この意味は作品にて)。このストーリーは席を替わるシーンが好きでした。テーブルにある5つのカップも何か可笑しかったです。全体的にBGMもいい味を出してますね。
これはDVDを購入しよう。なんか突然観たくなりそうな作品です。鑑賞したのは日曜の午後ですが、休みの日にゆったりと観るのにはピッタリの作品です。この空気がダメな人はダメでしょうが、機会があれば一度ご覧になってください。こういう会話と雰囲気だけで楽しませてくれる作品は素晴らしいです。
2005年09月21日
2005年09月20日
アップタウン・ガールズ
この作品でも上手さが際立っていました。
観るのが嫌になるぐらいに。
まあ、それだけ上手い演技だったということでしょうが。
モリーが恋する男も何かダメでしたね。
そのせいか、ラストの感動的なシーンも特に響くものがなくて。
っというかこのシーンはちょっと強引にも思えるけど。彼が出てきた時にはポカーンとなりました。
良いシーンもチョコチョコありますが、全体的に見るとストーリーはイマイチでした。
中盤以降は良かったけど。
最後まで見れたのはダコタ・ファニングの存在があったからかな。
どうしてここまでの演技ができるんだろう。
彼女の作品を観る度に思うけど、ホント凄いよな〜。